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中小企業の政管健保、1800億円の赤字に!

メディカルタイムズ

中小企業の政管健保、1800億円の赤字に!

07年度、高齢化で医療費膨らむ 積立金払底の恐れも



中小企業の社員らが加入する政府管掌健康保険(政管健保)が2007年度決算で1800億円程度の赤字を計上する見通しとなった。
5年ぶりの赤字転落で、社会保険庁は08年度もほぼ同額の赤字が続くと見ている。
高齢化で医療費が大きく膨らむ一方、賃金の伸び悩みなどで保険料収入は微増に治どまり、採算が急速に悪化している構造的な赤字体質に陥りつつあり、大企業の社員にも保険料引き上げなどの形で負担が付回される懸念がある。

社会保険庁が12日に発表する07年度の趣旨見通しは、医療費の自然増などで、支出が前年度より4000億円程度多い約7兆3000億円。一方、収入約7兆1000億円にとどまり、赤字1800億円前後となるようだ。


08年度も赤字が確実視されているメタボリック症候群を予防する特定健診・特定保健指導で新たに700億円の負債が発生する。

診療報酬本体の引き上げもあり、医療費の自然増は続く模様。社会保険庁は財政の安定運営を目的に積み立ててきた「事業運営安定資金」を取り崩して赤字を穴埋めするが、残高は06年度末時点で約5000億円赤字が現在のペースなら09年にも底をつく。
厚生労働省は社会保障費の伸びを抑制する観点で、08年度に政管健保に対する国庫負担金を1000億円削減。これを大企業の社員が加入する健康保険組合と公務員が入る共済組合に肩代わりさせる特例法を今国会に提出した。
これは08年度の特例措置だが、政管健保の赤字が続けば、肩代わりが09年度以降も延長される可能性がある。



2008年03月13日 厚生労働省


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