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「病院にPFI」全国で11事業

メディカルタイムズ

「病院にPFI」全国で11事業

内閣府によると、PFI事業は昨年(2007年)12月末時点で全国に295事業ある。このうち病院の建設・運営にPFIを導入したのは11事業。近江八幡市のほか、高知医療センター(高知市)、八尾市立病院(大阪府八尾市)の計3病院が開業済みだが、いずれも経営環境は厳しく赤字を抱えている。

2004年に移転・開業した八尾市立病院の場合、建設は市が担い、維持管理・運営のみにPFIを導入したが、2006年決算で22億円の赤字を計上、69億円の累積赤字を抱える。同病院は「PFIに移行後、年約4億円の支出を削減、PFIの効果は出ているが、診療報酬の引き下げなどの影響で医療収入が伸びない」と話す。

近江八幡市と同様、建設から運営までPFI方式とした高知医療センターでは2006年度決算で21億円の赤字を計上。施設工事を巡る汚職事件も発覚し、PFI契約を見直すべきだとする声も高まっている。

救急医療や僻地医療など「不採算部門」を担う公立病院は、多くが深刻な赤字に悩む。経営改善に民間の知恵を期待してPFIを選択するケースが多い。

PFI事業に詳しい日本総合研究所の石田直美主任研究員は「PFI事業はコストは削減できるが、収入増には貢献できない。病院事業の経営改善には医療本体での抜本的な増収対策が必要だ」と指摘する。



2008年01月22日 厚生労働省


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