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環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)の人体への影響

メディカルアスペクト

環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)の人体への影響

近年、農薬や殺虫剤等による食品の汚染が問題となってテレビや新聞をにぎわせていますが、これは決して新しい問題ではなく、1945年頃より医学の論文では問題視し、1960年代になり環境ホルモンとして取り上げられ現代も続いている問題です。

環境ホルモンには、農薬類、殺虫剤、塗料、薬剤、洗剤、電気製品、プラスチック製食器類が含まれます。これらによる自覚的並びに他覚的中毒症状が一見なくなればこれで終わりという訳ではありません。

環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)の代表的で一般によく知られたものに、アルキルフェノール類、ダイオキシン類(TCDD、PCDF)・PCB類、DDTやDES(合成エストロゲン、合成女性ホルモン)等、2万種類以上もあります。

PCBにも209種類の異性体があります。
DDTやPCBは自然界で極めて安定で、半減期が100年もかかる地球の生物にとって毒物です。

環境ホルモンとは、一般的に動物の生体内に取り込まれた場合、正常なホルモン作用に影響を与える人工的外因性物質の総称名です。

これらの環境ホルモンは、脂溶性の化学物質が多く、生体内に入ると脂肪組織に溶け込み、なかなか体外に排出できません。
その理由は、人体の体重の約65%が水分だからです。特に、脂質の多い脳に留まり知能障害となります。女性の場合は、妊娠すると胎盤を介して胎児の体内に入り、胎児の知能等の障害の原因になるのです。

環境ホルモンは内分泌錯乱化学物質と呼ばれていても実際は「脳神経錯乱化学物質」であり「免疫錯乱化学物質」でもあるのです。

そればかりでなく、脂肪組織に貯えられたこれらの環境ホルモンは、癌遺伝子にも影響を与えます。

また、高等動物の性差は少なくとも4つの遺伝子が関与し、男性の場合は男性ホルモン(テストステロン)が作用し男性(動物の場合は雄)が生まれますが、この作用を環境ホルモンは邪魔し、女性(動物の場合は雌)のみが生まれ、性差をなくし、人のみならず動物を滅亡させる原因となります。

従って、我々は環境ホルモンを使用せず、出来る限り体内に環境ホルモンを取り込まないようにする必要があるのです。


現在は、鉄器時代に次いでプラスチック時代と云われ、プラスチック時代に特異的に微量で、人のみならず動物の性差をなくし動物を滅亡させる化学物質(xenobiotics : ゼノバイオテックス)が体内に入らないよう注意をはらう必要があります。
環境ホルモンの作用と影響を下図にまとめました。

環境ホルモン別名:環境女性ホルモンや外因性分泌錯乱科学物質とも呼ばれています。


環境ホルモンの作用とその影響




2008年03月19日 市川 佳幸


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